ラッキング 【racking】
データセンターなどコンピュータを集中的に設置・運用する施設では、規格でサイズや形状の決まっているコンピュータラック(42Uラック)と呼ばれる棚を通路に並べて設置し、その中にコンピュータや関連機器を収納する。
ラックに収納するタイプの機器(ラックマウント型)は単体で設置する機器とは異なり、筐体の形状やサイズがラックに合わせて作られており、ラック内を上下に仕切った各段にちょうど収まるようになっている。
ラッキングはそのようなラックマウント型のサーバなどをラックに備え付けて固定していく作業を意味する。文脈により、電源やネットワークの配線(ケーブリング)、ソフトウェアの導入・設定などを含める場合もある。
機器からの排熱を阻害しない空気の流れ、ケーブルの取り回しなどを考慮して設置計画を立ててからラッキングを行うのが望ましいとされる。単に取り付け作業を行うだけでなく、専門的な見地から設置計画を立てる工程もラッキングに含める場合がある。
(2019.3.27更新)