ユニークID 【Unique ID】 UID

概要

ユニークID(Unique ID)とは、複数の同種の対象から一つを識別・同定するための一意の識別子。番号や英数字を組み合わせた符号などが用いられ、他と重複しないよう機械的に割り当てることが多い。

UUID

様々な用途に利用できる汎用的なユニークIDの規格として「UUID」(Universally Unique IDentifier)が定められている。128ビット(16バイト)の値で、先頭から4ビットごとに16進数の値(0~F)に変換し、「XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX」のように8桁-4桁-4桁-4桁-12桁に区切ってハイフンを挟んで記載する。バージョン1から5まで5種類の生成方法が定められており、用途に応じて使い分ける。

携帯電話のUID

携帯電話事業者が個々の契約者に割り当てた契約者固有識別子や、個々の端末に割り当てた端末固有識別子などをユニークIDあるいはUIDということがある。文脈により、SIMカードなどに記録された契約者ごとに固有の識別番号(端末が変わっても引き継がれる)などを指す場合と、端末内部に記録された個体ごとに固有の製造番号(利用者が変わっても引き継がれる)などを指す場合がある。

(2025.3.11更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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