ホイールマウス 【wheel mouse】
マウス上部の左右のボタンの間にコイン大の回転可能な円盤が縦に埋め込まれるように配置されており、これを指で回すことによって、前後の移動量の入力を行うことができる。押し込むことでボタンとして機能する製品もある。
最も一般的な用途は表示領域の上下スクロールである。マウス操作によるウィンドウのスクロールは通常、スクロールバーにマウスポインタを合わせてボタン(2ボタンの場合は左ボタン)を押し込んでドラッグ操作を行う必要がある。
一方、ホイールマウスの場合はホイールをその場で回転させることで上下方向にスクロールさせることができる。前方に回転させると画面上方に、後方だと下方にスクロールさせることができる。ウィンドウ内部ならどこでも有効で、スクロールバーの操作は不要である。
また、ソフトウェアによっては一次元の移動(前後、左右、上下)や値の増減などにホイールの回転を利用する場合がある。表示対象のズーム(拡大・縮小)、パラメータの値の増減などである。少しでも動作を減らし効率的に操作する必要があるリアルタイム性の高いゲームなどでは特に重要な機能である。
(2023.2.9更新)