ブリッジSE 【bridge system engineer】 BrSE / ブリッジエンジニア
概要
ブリッジSE(bridge system engineer)とは、情報システム開発やソフトウェア開発を外国の企業や事業所に発注するオフショア開発において、現地の作業チーム内で日本側との橋渡し役を務めるシステムエンジニア(SE)のこと。日本側の担当者や、日本に駐在する現地側担当者のことを指す場合もある。オフショア開発(offshore development)は日本国内の企業や事業所から人件費が低い国などの企業や現地事業所に開発作業を委託する方式で、日本側と現地側の認識のすり合わせや連絡・報告などが重要となる。
ブリッジSEはオフショア先における日本側との窓口となる職務および担当者で、発注元である日本企業(や日本側チーム)との交渉や調整、報告などのコミュニケーションを担い、チームの人員に必要な情報を伝達する。
システム開発に関する知識に加え高度な日本語能力(日本人が行う場合は現地語能力)が求められるほか、両国の文化・商習慣の違い、日本では明示的に表されないような要件や要求水準などにも精通している必要がある。
ブリッジSEは専任の担当者が置かれる場合もあるが、プロジェクトマネージャやチームリーダーが兼務する例も多く、その場合は合わせてマネジメントスキルも必要となる。
(2019.8.20更新)