ショートカットアイコン 【shortcut icon】

概要

ショートカットアイコン(shortcut icon)とは、Windowsファイルシステムの機能の一つで、別の場所にあるファイルフォルダを指し示す特殊なアイコン。本体のアイコンの左下に小さな曲がった矢印が乗った見た目をしており、ダブルクリックなどで開くと本体を開く動作がなわれる。

実体拡張子が「.lnk」のファイルで、内部には本体が存在するストレージ上の位置(パス)が記載されている。作成時にシステムが自動的に本体のファイル名を元に「○○ - ショートカット」というファイル名を付けるが、利用者が改名することもでき、拡張子以外を本体と同じにすることもできる。

ストレージ内の深い階層にあるよく使うファイルのショートカットアイコンをデスクトップなどに設置すれば、必要なときに素早く開くことができる。実行可能ファイルへのショートカットアイコンであれば、ダブルクリックなどで開くと自動的に本体が起動される。

ほぼ同様の機能のことをmacOSMac OS X)では「エイリアス」(alias)あるいは「シンボリックリンク」(symbolic link)、LinuxなどのUNIX系OSでは「シンボリックリンク」と呼び、OSの種類に拠らない一般的な呼称としては「ソフトリンク」(soft link)という。

(2021.12.9更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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