グローバルナビゲーション【global navigation】グローバルメニュー
概要

一般に、「ヘッダー」(header)と呼ばれるページ最上部に、項目を横並びで配置する構成が多い。画面の左右端に縦並びで配置したり、「フッター」(footer)と呼ばれる最下部に細かい項目まで並べる構成もよく見られる。HTMLではnav要素で表現するのが標準とされる。
規模の大きなサイトでは、大項目にマウスポインタを合わせるかクリックすると、その配下の小項目が展開するプルダウンメニュー形式やメガメニュー形式がよく用いられる。画面が狭いスマートフォンなどの端末では、項目を常時表示せず、画面端のアイコンをタップして初めてリストが開くハンバーガーメニュー方式が普及している。
アイコンにまとめてしまう方式は表示領域を有効に使える一方、メニューの存在に気づかれにくいという指摘もあり、開閉状態を音声読み上げソフトに正しく伝える工夫など、アクセシビリティへの配慮が求められる。WCAG 2.2でも、キーボード操作や音声読み上げソフトによる利用も含め、利用者が情報を見つけ操作できることが要件として定められている。
グローバルナビゲーションの設置目的は、閲覧者にサイト全体の構造を分かりやすく示すことに加え、検索エンジンのクローラーに主要なページやサイトの構造を伝えることにもある。サイトの情報設計において、コンテンツを整理し利用者が必要な情報を見つけやすくする取り組みの一部として位置づけられる。
ローカルナビゲーション
グローバルナビゲーションと対をなす概念として、「ローカルナビゲーション」(local navigation)がある。これはWebサイト全体ではなく、特定のコーナーやカテゴリー内のページに共通して設置され、その内部を案内するメニューである。企業サイトで「製品」という大項目を選択した場合に、その配下の製品一覧やカテゴリーを案内するものが該当する。
グローバルナビゲーションと連動し、その直下などに似たスタイルで小項目の一覧を表示する形式や、左右端に小項目へのリンクを並べる形式がよく見られる。コーナーごとに制作主体が分かれている組織では、部門ごとに異なるローカルナビゲーションが独立に作られてしまい、位置やスタイルが統一されず、閲覧者の混乱や利便性の低下を招く事例がしばしば見られる。