ガラスマ 【ガラパゴススマートフォン】

概要

ガラスマ(ガラパゴススマートフォン)とは、日本独自の機能を内蔵したスマートフォン。特に、専用の装置(ハードウェア)が必要で、日本で販売する端末にのみその機能が搭載されている製品のこと。

2000年代初頭に広く普及していた日本で独自に進化した高機能の携帯電話端末を「ガラパゴス携帯電話」(ガラケー)という。ガラスマにはガラケーで搭載されていたような日本国内でしか使われていない機能が内蔵されたスマートフォン端末である。

搭載されている機能の例として、FeliCaによる電子マネー機能やワンセグテ放送受信機能、IrDAによる赤外線通信機能などである。なお、緊急速報メールなど、ソフトウェア上の機能で国内向け端末にのみ実装されている機能もあるが、端末ハードウェア仕様が海外向けと共通の場合にはガラスマとは呼ばないのが一般的である。

似た用語に「ガラホ」があるが、こちらは内部のソフトウェアなどにスマートフォンと同一のものを使いながら、折り畳みの筐体や番号ボタンによる操作など、ガラケーと同じ使い勝手で利用できるにした端末を指す。「Androidフィーチャーフォン」とも呼ばれる。

(2023.8.13更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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