Visual Basic .NET 【VB.NET】
概要
Visual Basic .NET(VB.NET)とは、米マイクロソフト(Microsoft)社のプログラミング言語および言語処理系であるVisual Basicのうち、Microsoft .NET環境で動作するプログラムを開発するためのもの。2002年に従来のWindows環境向けVisual Basic 6.0(VB6)から言語仕様を一新する形でリリースされた。2005年のVisual Basic 2005からは正式名称から「.NET」が外されたが、以降もVB6以前と区別する必要があるときはVB.NETと表記する場合がある。
VB6以前との大きな違いとして、.NETの標準的な実行環境である.NET Frameworkを利用してプログラムを開発・実行を行うようになった。これに対応して、データ型なども.NET Frameworkを利用する他の言語と互換性のあるものが採用されている。
基本的な制御構文などはVB6以前から引き継いでいるものの、本格的なオブジェクト指向言語となっており、エラー処理などの仕様も大きく変更されている。バージョンが上がるに連れ、ジェネリクスやラムダ式など他の.NET系言語に導入された構文・機能が追加されていっている。
(2019.7.3更新)