読み方 : エルピック
LPIC【Linux Professional Institute Certification】
LPICとは?
カナダに本部を置く非営利団体LPI(Linux Professional Institute)が運営する、Linuxの技術力を認定する国際的な資格試験。特定のハードウェアメーカーやソフトウェアベンダーに依存しないベンダーニュートラルな認定として設計されており、世界180か国以上で実施されている。

試験は「LPIC-1」(初級)、「LPIC-2」(中級)、「LPIC-3」(上級)の3段階で構成される。LPIC-1ではLinuxの基本操作やコマンドライン操作、ファイルシステム、ネットワーク設定などが問われ、受験資格の制限はない。LPIC-2ではサーバの運用やネットワークサービスの構築、トラブルシューティングなど実践的な知識が対象となる。LPIC-3は専門分野ごとに認定試験が用意された上級資格である。
各レベルの認定には下位資格の取得が条件となる。LPIC-2の認定には有効なLPIC-1が、LPIC-3にはLPIC-2が必要である。LPIC-1とLPIC-2はそれぞれ2科目の試験に合格することで認定され、試験はコンピュータを操作して回答するCBT方式で実施される。多肢選択問題と記述式の穴埋め問題が出題される。
認定の有効期間は5年間で、期限内に同一レベルの再試験に合格するか、上位レベルを取得することで更新できる。試験範囲はLinux技術の変化に応じて定期的に見直されており、おおむね数年ごとに更新される。受験はピアソンVUEのテストセンターのほか、2020年以降はオンラインでの自宅受験にも対応している。
経済産業省が定めるITスキル標準(ITSS)との対応ではLPIC-1がレベル1相当、LPIC-2が基本情報技術者試験と同じレベル2相当、LPIC-3が応用情報技術者試験と同じレベル3相当に位置づけられている。国内の認定団体は当初LPI-Japan(NPO法人エルピーアイジャパン)だったが、2018年に新たに設立されたLPI日本支部に移管された。その後、LPI-Japanでは独自のLinux技術認定試験「LinuC」を開始している。