FSP 【Frequent Shoppers Program】 フリークエントショッパーズプログラム

概要

FSP(Frequent Shoppers Program)とは、頻繁に製品やサービスを購入・利用してくれる「得意客」に対して特典や優待などを提供すること。

小売店や個人向けサービスでよく実施されるマーケティング手法の一つで、購入頻度や支払額の大きい既存顧客を優遇して長期的に繰り返し購入してもらうことで、新規顧客獲得コストを削減し、売上や収益を安定させる効果が期待される。

具体的な施策の例として、支払額の一定割合を貯めて別の機会の支払いに充当することができるポイントカード(ポイントシステム)や、一定の買い上げ額ごとにカードにスタンプを押し、一枚分の押印欄が埋まると景品や商品券と交換できるスタンプカードなどがある。

その起源は、航空会社が顧客の通算飛行距離に応じて特典を提供する「マイレージプログラム」(FFP:Frequent Flyers Program)にあると言われている。実店舗より取引履歴の記録・管理が容易なECサイトやネットサービスなどでも独自のポイントサービスなどがよく提供される。

(2022.6.20更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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