レンズクリーナー 【lens cleaner】
概要
レンズクリーナー(lens cleaner)とは、光学ドライブ内部のレンズの汚れを落とす装置をレンズクリーナーという。洗浄液を利用する湿式と利用しない乾式の二種類がある。光学ドライブはディスクの記録面に対するデータの読み取りや書き込みを光ピックアップによって行う。ピックアップは内蔵した光源からレーザー光を照射し、記録面で反射した光を読み取って信号に変換する。これらはレンズを通じて行われる。
ドライブを長期間使用しているうちにレンズが汚れたり埃が付着したりして、照射や受光に支障をきたすことがあり、読み取り不良や書き込み失敗などが増加する。レンズ表面の汚れが原因の場合にはレンズクリーナーを使用することにより改善することがある。
レンズクリーナーは光学ディスクと同じ形状になっており、ドライブにディスクとして挿入して読み取り操作を行わせる。記録面に設けられたブラシなどがレンズ表面を拭き取り、汚れを取り除く。乾式は埃の除去など日常的なメンテナンスに、湿式は実際にエラーが生じた際の復旧に向いているとされる
(2022.5.19更新)