リモートアクセスVPN 【remote access VPN】

概要

リモートアクセスVPN（remote access VPN）とは、VPNの種類の一つで、オフィスとモバイル端末、オフィスと従業員の自宅など、端末から拠点に安全にアクセスできるように構築されるもの。

VPN（Virtual Private Network）は通信事業者の広域回線網やインターネットなどを経由して複数の端末やネットワークの間で保護された仮想的な専用ネットワークを構築する技術で、遠隔地の機器に構内ネットワーク（LAN）と同じようにアクセスすることができる。

リモートアクセスVPNはその類型の一つで、企業などの従業員が施設の外部からインターネットなどを経由して拠点にある機器に安全にアクセスできるようにする。スマートフォンやタブレット端末、自宅のパソコンなどからオフィスのLANに安全に接続し、機器やデータ、アプリケーションにアクセスすることができる。

一方、オフィス間など複数の拠点のネットワークを透過的に連結するものは「拠点間VPN」（site-to-site VPN/サイト間VPN）という。複数のLANを広域回線を経由して接続し、各拠点の機器は特に設定などしなくても離れた拠点の機器に安全にアクセスすることができる。

(2021.12.10更新)

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この記事の著者 ： (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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