リカバリーディスク【recovery disk】リカバリーメディア/recovery media
リカバリーディスクとは?
コンピュータのオペレーティングシステム(OS)や設定を工場出荷時の状態に戻すためのデータが格納された記憶媒体のこと。システムが深刻なエラーを起こして起動しなくなった際や、動作が著しく不安定になった場合に、正常な状態へ復旧させるために用いられる。

かつてはパソコンを購入した際にCD-ROMやDVD-ROMの形式で本体に同梱されているのが一般的だった。しかし近年は、内蔵ハードディスクやSSDの中の特定の領域に復旧用データをあらかじめ保存しておく「リカバリー領域」方式が主流となり、物理的なディスクが付属しない製品が一般的となっている。
そのため、別途リカバリーディスクが必要な場合は、利用者が自分自身でUSBメモリや光学メディアを用意し、専用の書き出しソフトウェアを介して作成する必要がある。この媒体には、OS本体のプログラムだけでなく、装置を制御するためのデバイスドライバや、メーカーが独自にプリインストールしたアプリケーション一式が含まれている。
なお、内蔵ストレージのリカバリー領域に復元用のデータが記録されていても、装置の物理的な故障などでリカバリー領域そのものが失われると、外部に作成しておいたリカバリーディスクがなければ、自力での復旧は困難になる。
リカバリーディスクによる実際の復旧手順としては、パソコンの電源を入れた直後に特定のキーを押して起動順序を変更し、内蔵ストレージではなく作成したメディアからシステムを立ち上げる。画面上の指示に従って操作を進めると、ストレージ内の既存データはすべて消去され、ソフトウェア構成が初期化される。