マウスパッド 【mousepad】
概要
マウスパッド(mousepad)とは、マウスを操作する際に下に敷く、平たい板やシートのこと。スムーズに平行移動できるようにすると同時に、内部の移動量の検知機構に適した接触面を提供する。安価に製造でき、コンピュータを使うときには常に利用者の視界に入り、ある程度の広さがあって柄や模様を自由に描くことができるため、企業が宣伝や販売促進に用いるノベルティやおまけ、景品などとして人気が高い。
机の上などでも問題なく使用できることが多いため必ずしも必要なわけではないが、ガラステーブルや表面が一様で色や模様の変化がまったくない面などではうまく作動しないことがあり、パッドが必要となる。
近年のマウス製品は光線を接触面に照射して反射光をセンサーで読み取る光学式マウスであるため、光の反射や変化の検知がしやすい素材や柄のものが作られている。初期の光学式の中には鏡面のような接触面や、一定間隔で罫線の引かれた専用のパッドを必要とするものもあった。
かつてよく用いられたメカニカルマウス(ボールマウス)向けのパッドはウレタンなどの材質で作られた柔らかいシート状のものがよく使われ、ボールの空転や引っ掛かりを防ぎ滑らかに転がるよう、表面に適度な摩擦を生じさせていた。現在はボール式はほぼ使われていないため、このタイプのパッドも見られなくなった。
(2023.2.9更新)