ベーシックディスク 【basic disk】

概要

ベーシックディスク(basic disk)とは、Windowsストレージ管理方式の一つで、従来からある、単純で固定的な領域管理をうもの。Windows 2000で登場した「ダイナミックディスク」と対比して旧来の方式をこのように呼んでいる。

コンピュータに接続されたハードディスクSSDを一台ずつ個別に管理する。各装置の内部を複数のパーティションに区切り、それぞれを別のドライブとして独立した記憶空間として管理することができる。

一台のストレージMBR方式では4つまで、GPT方式では128個までパーティションを設けることができる。OSの起動領域として指定できるのはベーシックディスクのみであるため、コンピュータに一つはベーシックディスク設定のストレージが必要となる。

一方、ダイナミックディスクは複数の装置にまたがる領域を統合して単一の広大なボリュームとして管理するなど、柔軟で動的な機能を持っている。ベーシックディスクからダイナミックディスクへはそのまますぐに変換できるが、逆の変換は内容を一旦すべて消去しなければできない。

(2020.8.26更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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