フルブラウザ
外部から端末にダウンロードして導入するものと、付属の機能・ソフトウェアとして端末にあらかじめ内蔵されているものがある。スマートフォンの普及で従来型端末自体が減少しており、現在ではほとんど使われていない。
携帯電話はパソコンに比べ機能や性能、画面サイズが大幅に制限されるため、Webページも通常の規格から大幅に縮小された独自の仕様に従って記述することが求められていた。このため、端末内蔵のインターネット閲覧機能などでパソコン向けに作成されたサイトをそのまま表示することはできなかった。
フルブラウザは携帯電話のJavaプログラム実行機能などを利用して開発されたWebブラウザソフトウェアで、パソコン向けサイトのデータを受信して表示することができる。ただし、携帯電話の表示や操作性を直接的に拡張、改善することはできないため、表示内容を間引きして簡素化するなどして表示や操作を可能にしている。パソコンとまったく同じように表示できるようにするソフトというわけではない。
(2021.12.13更新)