ニアバイシェア 【Nearby Share】

概要

ニアバイシェア(Nearby Share)とは、米グーグル(Google)社が主導するAndroidの機能の一つで、物理的に近隣にある端末との間で無線通信によりファイルアプリの送受信をうことができるもの。

Wi-FiあるいはBluetoothを用いて近隣のAndroid端末探索し、自端末内のファイルアプリURLを相手に送信することができる。アプリの共有メニューやFiles by Googleアプリなどから呼び出せる。2020年に公開された機能で、Android OS 6.0以降で利用できる。

メーカーが異なっていてもAndroid搭載のスマートフォンタブレット端末などであればデータを送受信することができるが、Android端末ではないiPhoneやiPad、Macなど米アップルApple)社製の機器、Windowsパソコンなどとはやり取りできない。Apple社製端末では機能的にはほぼ同等の「AirDrop」(エアドロップ)が利用できる。

ニアバイシェアを利用するにはWi-FiBluetooth、位置情報をすべてオンにする必要がある。送信側が送信を試みると受信側には許可を求めるメッセージが表示されるため、知らない間に、あるいは意に反して知らない人から勝手にファイルが送りつけられてくることはない。この機能自体が不要な場合はシステム設定でオフにすることもできる。

(2023.5.16更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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