ディープリンク 【deep link】

概要

ディープリンク(deep link)とは、Webページ間を結ぶハイパーリンクの一種で、Webサイト内の深い階層にある特定のページへ外部から直接張られるリンク。また、スマートフォンアプリの特定の内容や機能へ張られたリンク。現在では後者の用法が多い。

Web上のディープリンク

外部からあるサイトへ向けられたリンクについて、そのサイトのトップページや各コーナーのカバーページなどではなく、個別のWebページや検索結果などURLパラメータによって指定されるページなどを直接指定しているものを指す。

画像などページの一部を構成する要素に対して外部から直にリンクすることを指す場合もある。画像を外部サイトのページ上に埋め込んで表示する方式は「直リンク」(ダイレクトリンク)と呼ばれ区別されることが多い。

検索エンジンの検索結果などに表示されるURLの多くはサイト内の個別のページを指すディープリンクであり一般的に用いられるリンク形式だが、サイト運営者によってはディープリンクを好まない場合もあり、利用許諾条件などでディープリンクを禁じる条項を設けているサイトもある。

アプリへのディープリンク

スマートフォンタブレット端末アプリケーションソフトアプリ)で、外部のWebサイトや他のアプリなどから、アプリ内の特定のコンテンツや機能へリンクを張ることをディープリンクという。

アプリごとに設定された特殊なURIURL)記法を用いてアプリ内の特定の位置を表すリンクを記述することができる。利用者アプリを起動して目的の機能や内容を探さなくても、リンクタップするだけですぐに目指す画面に到達することができる。

グーグルGoogle)社ではアプリURIと表示内容を通常のWebページと同じように収集して検索可能にし、Web検索と統合してモバイル端末からの検索結果に表示させる「App Indexing」(アップインデクシング)機能を提供している。

(2018.9.6更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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