タワー型 【タワー型サーバ】 tower PC / タワー型パソコン / tower server / ミニタワー / ミドルタワー / フルタワー
概要
タワー型(タワー型サーバ)とは、高くて奥行きのある筐体を持ち、床など平らな場所に据え置いて使用するタイプのコンピュータのこと。用途に応じて「タワー型サーバ」と「タワー型パソコン」(タワー型PC)に分かれ、形状や規格の一部は共通しているが、製品モデルや仕様、販売経路は異なっている。据え置き型のデスクトップ型コンピュータの形態の一つで、幅よりも高さの方が大幅に長いような筐体の製品を指す。内部では側板に沿ってマザーボードが垂直に配されており、内部の空間が大きく拡張性や排熱性に優れる。
省スペース型筐体の製品に比べ、拡張スロットやドライブベイ、コネクタ類などが多く用意されており、多数の装置を装着することができる。同世代の製品ラインの中では高機能、高性能のハイエンドモデルとして設計されることが多い。筐体サイズにより「ミニタワー」「ミドルタワー」「フルタワー」などと分類されることもある。
タワー型サーバ
単体のサーバとしては容積や重量の大きいタイプの製品で、拡張性に優れているが、ラックマウント型やブレード型と比べ多数の筐体を高密度に配置して接続・連携させることは難しく、サーバを単体で設置して利用するような小規模システムで用いられることが多い。
タワー型パソコン
デスクトップパソコンの一種で、最も筐体サイズが大きく拡張性に富んでいる。高性能、高機能のモデルがこのタイプであることが多いが、筐体内空間に余裕があり安価な汎用部品だけで製品を設計できるため、ミニタワー型などは廉価版のモデルにも多い。
逆に、省スペース型の製品やディスプレイ一体型の製品のほうが専用に設計された部材などを多用し、省電力性や放熱に優れた高価な装置が必要となったり、小型・軽量であることやデザイン性などを付加価値と位置づけるなどして却って高価な場合がある。
(2023.8.16更新)