ソーシャルゲーム 【social game】 ソシャゲ

概要

ソーシャルゲーム(social game)とは、SNSの加入者に向けて提供されるオンラインゲーム。また、それらと多くの特徴を共有するがSNSとは独立にスマートフォンアプリなどとして提供されるゲーム作品も含める場合がある。

SNSシステムが提供する機能を利用して開発されるもので、そのSNSの加入者であればSNSを閲覧するのと同じ環境Webブラウザ等)があれば遊ぶことができる。多くのゲームは参加するのは無料で、ゲームを有利に進めることができる追加要素・機能などが有料で販売される。

SNSの特徴を生かして他のプレイヤーとのコミュニケーションや競争、協力、達成度のランキング表示などの要素を盛り込んだ作品が多く、ヘビーユーザーは他のプレイヤーより優位に立ったり頼りにされるためにより多くの要素を購入する傾向がある。

また、日常の細切れの時間にスマートフォンなどの狭い画面で快適に遊べるよう、くじ引き(ガチャ)やカード集め、絵合わせなどを模したゲームシステムを中心に据える作品が多く、珍しい要素を引き当てるために高額の課金をしてしまう利用者もいる。

00年代後半頃に、当時の高機能携帯電話(ガラケー)やパソコンど遊べるSNS利用者向けのゲームとして発達・普及したジャンルだが、次第にSNS利用が低調になりゲーム専用サービス化するなどの変化が起き、「携帯電話で遊べるゲーム」「他の利用者と協力あるいは競争するゲーム」「ガチャ要素のあるゲーム」などに概念が拡散していった。

スマートフォンへの移行後にはソーシャルゲームという用語はほとんど用いられなくなり、初期の携帯電話向けゲームやSNS付属のゲームもほとんどがサービス終了となった。以後は単に「スマホゲーム」「モバイルゲーム」などと呼ばれるようになっている。

(2024.2.15更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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