クローズドベータテスト 【closed beta test】 クローズドβテスト

概要

クローズドベータテスト(closed beta test)とは、ソフトウェアやネットサービスの開発最終段階でわれるベータテストのうち、限られた利用者のみを対象にわれるもの。

ベータテストは開発物の完成が近い段階でわれるテストで、正式版とほぼ同等の機能を持つ試作品である「ベータ版」(beta version)を利用者に配布し、実際に導入・使用してみてもらって不具合が無いか、機能や性能が満足に足る水準に達しているかを確かめる。

クローズドベータテストは限られた範囲で募った対象者のみでわれるテストである。対象者の決め方や選び方は開発元や製品によって様々だが、一部の関係者、大口の企業顧客、旧版の登録利用者などを対象とすることが多い。オンラインゲームなどでは、広く一般から参加を募り、抽選などで選ばれた少数だけが参加できるものをクローズドベータテストと呼ぶこともある。

一方、インターネットなどを通じて一般から参加者を募って催されるベータテストを「オープンベータテスト」(open beta test)という。初期にクローズドベータで機能や不具合の改善を図り、完成度を高めた版でオープンベータを実施するという二段構えのベータテストう場合もある。

(2022.7.31更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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