アクセスアーム 【access arm】 スイングアーム

概要

アクセスアーム(access arm)とは、ハードディスクなど磁気ディスクを利用したストレージ(外部記憶装置)の読み書き装置(ドライブ)の部品の一つで、磁気ヘッドディスクの特定の位置にかざして固定する可動式の椀状の装置。

磁気ディスク装置は表面に磁性体の層を形成した樹脂や金属の薄い円盤(ディスク)を記憶媒体とする。これをドライブ装置内部の軸(スピンドル)に固定して高速に回転し、表面に磁気ヘッドを接近させて磁性状態を読み取ったり変化させることで信号の読み書きをう。

アクセスアームは先端に磁気ヘッドを備えた可動式の細長い部品で、ディスクの脇に一方の端が固定されている。ディスクに対して半径方向(中心-外周)にヘッド部を移動することができ、アクセスしたいトラック(円周状の領域)のある位置に動かして信号の読み書きをう。ヘッドと制御ICの間でデータや制御信号を伝送する役割も担う。

(2022.6.19更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる