CCNA 【Cisco Certified Network Associate】

概要

CCNA(Cisco Certified Network Associate)とは、大手ネットワーク機器メーカー、シスコシステムズ(Cisco Systems)社による技術者認定資格の一つで、専門家としての最初の段階として位置づけられるもの。名称や認定内容は世界共通で、日本では日本語で受験することができる。

もともとのCCNA資格はTCP/IPネットワークについての基礎知識や同社製ルータスイッチの基本的な操作や設定などの知識を問うもので、中小規模のネットワークの導入・設定・トラブルシューティングができる知識や能力を認定する。より上位の資格として中級のCCNPCisco Certified Network Professional)、および上級のCCIECisco Certified Internetwork Expert)がある。

2007年の制度改訂により、CCNAよりさらに初歩的な知識・技能を問う「CCENT」(Cisco Certified Entry Networking Technician)が創設され、CCNAは下から二段階目となった。CCENTとCCNAは受験科目に重複があり、CCENT取得者(ICND1試験合格者)はICND2試験に合格すればすぐにCCNAを取得できる。

また、2013年の改訂で従来のCCNA資格は「CCNA Routing and Switching」と呼ばれる一分野の資格に再編された。「CCNA」自体は各分野の資格の総称(「CCNA」という資格は存在しない)となったが、旧CCNAを受け継ぐRouting and Switching資格が最も人気で受験者・取得者が多いカテゴリであるため、現在も単にCCNAといえばこれを指す場合がある。

数次に渡る改訂により分野ごとに資格が細分化されており、Routing and Switching以外にも「CCNA Security」「CCNA Cyber Ops」「CCNA Cloud」「CCNA Wireless」「CCNA Data Center」「CCNA Service Provider」「CCNA Collaboration」(旧CCNA VoiceおよびCCNA Videoを統合) 「CCNA Industrial」が設置されている。

(2018.4.15更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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