Bootstrap

概要

Bootstrapとは、米ツイッター(Twitter)社が開発したオープンソースのWebアプリケーションフレームワーク。既成の要素や雛形を使用して迅速にWebアプリケーションを開発することができる。

Webサイトを構成するためのHTMLやCSS、フォント、JavaScriptプログラムなどが用意され、デザイン済みのサイトの雛形（テンプレート）として機能する。開発者は具体的な内容を記述していくことで迅速にサイトを立ち上げることができる。

ページ全体を決まったサイズの小さな格子（グリッド）に分割し、これに沿って領域を分割したり要素を配置するグリッドデザインを採用しており、すっきりとして見やすいシンプルなデザインが基本となっている。パソコンなどの大画面、非タッチ操作前提のレイアウトと、スマートフォンなど小画面、タッチデバイス前提のレイアウトを同一のページで切り替えて表示するレスポンシブWebデザインに標準で対応する。

既存のCSSスタイルなどを利用するだけでなく、一部のデザインを変更したり、要素を追加したり、JavaScriptプログラムを追加して挙動を変更することもできる。スクリプト部分はjQueryに依存していたが、2020年のバージョン5からはjQuery依存が解消された。

初版は2011年につぶやき型SNSで有名なTwitter社によって開発され、MITライセンスでオープンソースソフトウェアとして公開された。世界的に最も人気のデザインテンプレートの一つとして大規模商用サイトを含む様々なWebサイトやWebサービスで利用されている。

(2020.10.8更新)

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この記事の著者 ： (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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