読み方 : アサップ / エイサップ
ASAP【As Soon As Possible】
ASAPとは?
「至急」「できるだけ早く」「可及的速やかに」という意味の英語表現および英略語。ビジネスメールやチャットなどで迅速な対応を求める際に広く使われる略語である。

1950年代に米陸軍内で使われ始めた表現が、その簡潔さから一般のビジネス社会へ広まったとされる。日本ではIT業界や外資系企業を中心に定着しており、メール本文や件名、チャットメッセージなどに記載される。大文字の「ASAP」のほか、小文字で「asap」と表記されることもある。発音は「エー・エス・エー・ピー」とアルファベットを一字ずつ読む場合と、「アサップ」あるいは「エイサップ」と単語のように読む場合がある。
この表現の性質として、具体的な期限を示さない点がある。「今日の17時まで」のような明確な締め切りではなく、「現在の業務の中で優先順位を上げて速やかに対応してほしい」という意図を伝えるものである。そのため、送り手と受け手で緊急度の解釈にずれが生じることがある。緊急性が高い場面では、ASAPと併せて具体的な日時を記載することで、認識の齟齬を防ぎやすくなる。
“urgent”(緊急)や “immediately”(直ちに)と比べると、ASAPはやや柔らかいニュアンスを持ち、相手の協力を促すトーンで用いられることが多い。一方、上下関係のある場面で頻繁に使うと威圧的な印象を与える場合もあるため、本当に急ぎの案件に絞って使うことが望ましいとされる。日本語環境では意味が伝わらないこともあるため、「至急」「早急に」などの日本語を補足するケースもある。