4566番ポート 【port 4566】 ポート4566

概要

4566番ポート（port 4566）とは、インターネットなどの通信でアプリケーションの種類や通信規約(プロトコル)の識別に用いられるポート番号の一つ。「LocalStack」というオープンソースソフトウェアでサーバ側の待ち受けポート番号として利用されることが多い。

ポート番号とは

インターネットではネットワーク層のプロトコルとしてIP（Internet Protocol）を用いるが、その上位のトランスポート層のプロトコルとしてTCP（Transmission Control Protocol）あるいはUDP（User Datagram Protocol）をよく用いる。

これらは同じ機器（一つのIPアドレス）で複数の異なるアプリケーションが同時に通信したり、異なる通信相手と同時に通信できるよう、データの送受信の窓口となる「ポート」という仕組みを備えている。ポートの識別や指定は0から65535までの整数で行い、これを「ポート番号」という。

4566番ポートの用途

4566番ポートはそのようなポート番号の一つで、「LocalStack」というソフトウェアでサーバがクライアントからの接続を待ち受ける際に用いる標準のポート番号としてよく知られている。

LocalStackは著名なクラウドサービス「Amazon Web Services」（AWS）の環境をローカルで再現（エミュレート）するソフトウェアで、実際のAWS環境を使わずにアプリケーションのテスト、操作法や設定手順のトレーニングなどを行うことができる。

4566番はいわゆる「ユーザーサポート」（旧レジスタードポート）の一つだが、この用途はインターネット運用団体のIANAには登録されておらず、「kwtc」（Kids Watch Time Control Service）という別の用途が登録されている。

(2024.9.4更新)
この記事の著者 ： (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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