レタッチ 【retouch】 フォトレタッチ / photo retouch
概要
レタッチ(retouch)とは、(写真や絵画などに)手を入れる、手直しする、修整するといった意味を持つ英単語。ITの分野では専用の画像処理ソフトを用いて写真などの既存の画像を加工することを指す。パソコンなどで写真などのビットマップ画像(ラスター画像)データを加工・編集するソフトウェアを「フォトレタッチソフト」(英語では retouch の語を使わず photo editing software などとすることが多い)と呼び、これにより様々な加工や修正を行うことをレタッチという。
一般的なレタッチ作業では、画像の拡大や縮小、一部の切り抜き、様々なペン先による書き込みや塗りつぶし、ぼかしや鮮明化(シャープ)、明るさやコントラスト、色味などの補正、セピア色やモノクローム(グレースケール/白黒)などへの色調変換、他の画像や文字との合成などが行われる。
また、ソフトウェアによっては画像に様々な効果を施す「フィルタ」機能があり、モザイク風、すりガラス風、ステンドグラス風エンボス(浮き彫り)風、線画風、イラスト風、スケッチ風、版画風など異なる画風に変換することができる。
(2018.8.19更新)