パニックオープン

概要

パニックオープンとは、自動ドアや電子錠などを災害などの発生時に自動的に開放して固定する仕組み。避難経路の妨げとなるドアなどに設定される。
パニックオープンのイメージ画像

火災や地震が発生した際、自動ドアが普段通りセンサーによる開閉を行ったり、認証手順を行わないと電子錠が開かない状態になっていると、避難が速やかに行われず逃げ遅れる人が発生する危険がある。

パニックオープン機能がついたドアや錠は、火災報知器や地震感知器などに通信線で接続され、災害発生時に信号を受信して自動的に開放動作を行う。開放後はその状態が維持され、自動的に閉まったりしないよう固定される。人命を最優先し、閉じ込めによる被害が起こらないように導入される。人が操作しなくても消防隊などが速やかに構内に入れるという副次的な利点もある。

一方、これとは逆に、災害発生に連動して自動的にドアを閉じ、開かないよう固定する「パニッククローズ」が行われることもある。避難経路に指定されていないドアや火災時のみ作動する防火扉などで、延焼や煙の蔓延を防ぐ防火壁として利用することが想定される箇所に設定される。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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