ドロップシッピング 【drop shipping】

概要

ドロップシッピング(drop shipping)とは、インターネットによる通信販売の形態の一つで、アフィリエイトオンラインショップの特徴を組み合わせた仕組み。在庫を持たずにショップを開設・運営することができる。

ショップオーナーはWebサイトを開設して商品の紹介をい、訪問者から受注を受け付ける。オーナーは商品の購入申し込みがあると販売元へこれを取り次ぎ、販売元が代金の請求や回収、商品の発送などをう。

販売元としてメーカーや卸売業者などと個別に契約を結ぶ場合もあるが、一般的にはドロップシッピングを専門に取り扱う事業者(DSP:ドロップシッピングプロバイダなどと呼ばれる)と契約し、事業者が取り扱う商材の中から販売する商品を決めることが多い。

成功報酬型のネット広告であるアフィリエイトに近いが、ドロップシッピングは単に宣伝をうだけでなくサイト運営者が自ら店舗を運営し、購入の受け付けまでを担う。販売元は商品の卸売価格を提示するが、これを元にいくらの価格で販売するかはショップオーナーの判断で決めることができる。

また、通常のオンラインショップとは異なり商品の仕入れが不要であるため、在庫にかかるコストや売れ残りによるロスなども生じない。DSPを利用すれば決裁システムも提供され、返品対応や問い合わせの受け付けなどもDSPうため、ショップオーナーは商材の選択と紹介に集中することができる。

(2023.4.20更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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