ダウンロード違法化 【ダウンロード刑事罰化】 違法ダウンロード
概要
ダウンロード違法化(ダウンロード刑事罰化)とは、インターネットなどを通じて権利者に無断で配布されている著作物を入手することを違法化すること。2010年施行の改正著作権法によって実施された。2012年には違法なダウンロードを刑事罰の対象とする「ダウンロード刑事罰化」が実施された。従来から、著作者に無断で著作物をインターネット上にアップロードした者(提供者側)は公衆送信権の侵害として罪に問われてきたが、配布された著作物をダウンロードして視聴したり利用した者(入手者側)は罪に問われなかった。
ダウンロード違法化により、著作者に無断で提供された海賊版であることを知りながらダウンロードして入手する行為も違法となった。2010年施行の改正では違法化の対象を音楽・映像とし、罰則もなかったが、2012年施行の改正で2年以下の懲役あるいは200万円以下の罰金という「ダウンロード刑事罰化」が実施された。さらに、2021年施行の改正では対象がすべての著作物に拡大された。
(2024.8.31更新)