スパマー 【spammer】 スパム業者
概要
スパマー(spammer)とは、不特定多数へ一方的に広告電子メール(スパムメール)を送りつける業者や人物のこと。特に、ソフトウェアを用いて機械的、無差別的に大量に広告メッセージを送信・投稿し、他の利用者の情報の閲覧やコミュニケーションの妨げになるような迷惑な方法を用いる悪質な事業者などを指すことが多い。当初はスパム行為は広告メールの無差別大量送信を意味していたため、スパマーもそのような迷惑メール配信事業者のことを指していたが、他のネットサービスでも同じような悪質な宣伝行為が見られるようになった。
現在では、電子掲示板などに宣伝目的の書き込みを行なったり、ブログやSNSの投稿のコメント欄に内容とは無関係な宣伝文を投稿したり、検索エンジンの検索結果を不当に操作して有用な情報のない広告だらけのサイトへアクセスを誘導したり、インスタントメッセンジャーなどのメッセージサービスで広告や勧誘のメッセージを送信する迷惑な業者全般も「スパマー」という。
多くのネットサービスでは規約でスパム的な行為の禁止して違反したアカウントを削除したり、ソフトウェアによる自動送信・投稿を受け付けないようCAPTCHAなどで人間が投稿していることを確認するといった対策を取っているが、根本的な改善、解決には至らずいたちごっこの状況が続いている。国によっては電子メールなどによる広告メッセージの送信について一定の法規制を課している場合もある。
(2024.6.18更新)