コンタクトイメージセンサー 【CIS】 Contact Image Sensor / 密着イメージセンサー

概要

コンタクトイメージセンサー(CIS)とは、イメージスキャナなどで用いられる画像読み取り機構の一つ。LED光源と受光レンズ、CMOSイメージセンサーを棒状の装置に一列に並べ、原稿台の下を移動させながら原稿に光を当て、反射光をセンサーで読み取る。

もう一つの有力な読み取り機構であるCCDセンサーに比べ、装置が小型・薄型で消費電力が少なく、電源ケーブル不要でUSB給電のみで稼働する機器も多い。価格も安く、ウォームアップ時間が不要ですぐ稼働できるといった利点がある。

ただし、読み取り速度や色再現性では劣り、開いた本を伏せた場合や凹凸のある立体の表面など、原稿台に密着していない箇所は不鮮明になりやすい。近年では技術開発の進展でこうした欠点も以前よりは改善している。

(2020.2.5更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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