キャプション 【caption】

概要

キャプション(caption)とは、見出し、表題、字幕、短い説明文、などの意味を持つ英単語。日本語の外来語としては、文書中に掲載された写真や挿絵、図、表などの脇に添えられる、それが何を表したものかを簡潔に説明した標題や短い文章を指すことが多い。「ネーム」とも呼ばれる。

印刷物の場合、横書きの場合は図版の下に、縦書きの場合は右に、本文より小さな文字で書き入れることが多い。本文が縦書きでもキャプションは横書きとすることもある。見出しなどと同じゴシック体フォントが好まれる。

電子的な文書やWebページなどでも、印刷物の組版を踏襲して図版の下や右などにキャプションを配置することが多い。HTMLにはtable要素にキャプションを付記するcaption要素や、figure要素にキャプションを付記するfigcaption要素が用意されている。いずれも本体の直下に指定した文字列を表示する。

なお、英語の “caption” には、画像や図版の説明という意味以外にも、記事やページの見出し、タイトルのことや、映像中に表示される字幕( “subtitle” とも言う)、テロップなどの意味でも用いられる。映像の字幕のうち、表示・非表示を切り替えることができ、セリフや効果音など内容を文字に起こしたものを「クローズドキャプション」(CC:Closed Caption)という。

(2023.8.6更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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