アーリーアクセスプログラム 【EAP】 Early Access Program / 早期アクセスプログラム

概要

アーリーアクセスプログラム(EAP)とは、開発中の製品を発売前に顧客や提携先、公募した利用者などに提供する仕組み。その際に提供される製品は「EAP版」「アーリーアクセス版」「早期アクセス版」などと呼ばれる。

コンピュータ製品やビジネス向けソフトウェア製品などの場合には、対応ソフトの開発企業などに研究・開発用に提供したり、既存の大口顧客などに新製品の導入や入れ替えのための評価や調整、準備などのために開発途上のEAP版を提供することがある。

EAP版は、発見した不具合を報告するなど一定の条件や契約の元に、無償あるいは手数料程度の廉価で提供することが多い。正式版と内容・機能の上ではほとんど変わらず、不具合を修正するなど微調整したものを製品版として発売することが多い。

ゲームソフトの早期アクセス版

ビデオゲームの分野では、開発途上の半完成品のタイトルを希望する顧客に販売(無償提供の場合もある)し、その売上で未完成の部分の開発や完成度の向上などをったり、実際に遊んだ顧客からの評価や不具合報告を元に修正・調整をう仕組みをアーリーアクセスという。

正式な完成品ではないため終盤が完成しておらず途中で終了してしまったり、構成や難易度が荒削りで洗練されていないこともあるが、参加者は発売前に作品を遊ぶことができ、正式版を購入する際に割引が適用されることもある。経営体力の乏しい独立系ゲームスタジオが資金調達手法としてアーリーアクセスを積極活用する事例も多く見られる。

(2024.1.17更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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