スネークケース 【snake case】 アンダースコア記法

概要

スネークケース(snake case)とは、プログラミングなどで英語の複合語やフレーズ(句)、文を一語に繋げて表記する際に、単語間のスペース(空白文字)をアンダースコア(_)に置き換える方式。小文字のみの平板な様子を蛇(snake)になぞらえたもので、 “array_change_key_case” のような表記がこれに当たる。

プログラミング言語などでは要素名にスペース(空白)が使えない場合が多く、変数名関数名などに複数の単語からなるフレーズを利用したい場合は繋げて表記しなければならない。その際、文字を小文字で揃え、空白文字をアンダースコアで置き換えるのがスネークケースである。

アンダースコアではなくハイフン(-)で繋げる方式は「ケバブケース」(kebab case)あるいは「チェーンケース」(chain case)とも呼ばれる。一方、“GetLastError” のように空白文字を削除し、各単語の語頭の文字を大文字にする表記法を「キャメルケース」(camel case)という。

アッパースネークケース (upper snake case)/コンスタントケース (constant case)

通常はスネークケースといった場合は小文字のみを使うが、「HTTP_USER_AGENT」のようにすべて大文字で揃える表記法もあり、「アッパースネークケース」(upper snake case)あるいは「コンスタントケース」(constant case)と呼ばれる。定数constant)や環境変数などの名前として用いられることが多い。

(2022.7.20更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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