LMS 【Learning Management System】 学習管理システム
概要
LMS(Learning Management System)とは、教育機関や企業研修などで受講生の学習管理を行うための情報システム。授業の登録や受講状況の管理、電子的な学習教材の配布、成績や受講履歴の記録などを行うことができる。管理者や教員・講師は授業やコースを設定し、受講生の履修登録を受け付け、教材の登録や配信、テストなどの採点や成績の管理を行う。大学などで講義形式の授業の場合は、出欠管理、連絡や質問の受付、オンデマンド配信、ディスカッションなど機能を利用する場合もある。
受講生は履修登録を行い、講義の受講、教材や資料の閲覧、課題やレポートの提出、小テストや修了テストの受験などを行うことができる。大学などで授業自体が対面の場合は、これらのうちのいくつかの機能を補助的に使用する。
LMS製品は企業研修向けや学校向け、大学向け、eラーニング用など、対象や用途によって機能や得意分野が異なる。オープンソースの「Moodle」がよく知られるが、国内外の企業が様々な製品を開発・販売している。ロイロの「ロイロノート・スクール」や米グーグル(Google)社の「Google Classroom」のようにクラウドサービス(SaaS)として提供される製品も多い。
(2023.9.23更新)