BYAD 【Bring Your Assigned Device】

概要

BYAD(Bring Your Assigned Device)とは、個人が組織内で使用するコンピュータなどの情報端末について、組織が指定した機種の中から個人が選択して購入し、持ち込む方式。主に教育機関などでわれる。

学校などで使用する端末は学校側でまとめて購入する場合と、個人が私費で購入し持参する場合がある。後者の場合、各個人がバラバラの機種を持ってきてしまうと授業や連絡に使用するシステムサービスに対応できない問題が生じることがある。

そこで、学校側が端末の機種を指定(一つを指定するか複数の選択肢を提示)し、各家庭が自費でこれを購入して持参する方式が採用されることがある。これをBYADという。学校側が流通事業者の提供する専用の販売プログラムを斡旋したり、メーカーが特別な割引価格で販売してくれる場合もある。

企業などで従業員が私用の端末を持ち込んで業務に利用することを「BYOD」(Bring Your Own Device)と呼び、BYADはこれをもじった表現である。また、BYODという表現は、パーティーや飲食店に食べ物や飲み物を持参する「BYO」(Bring Your Own)という略語に由来する。

(2022.4.11更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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