被リンク 【backlink】 バックリンク / インバウンドリンク / inbound link

概要

被リンク(backlink)とは、あるWebページWebサイトが、別のページやサイトからリンクされること。また、そのようなリンク。逆に、あるページから別のページへのリンクを「発リンク」(outbound link)ということがある。

いくつかのWeb検索エンジンでは、WebサイトWebページの評価項目の一つとして、そのページがサイト内のどのページからどのようにリンクされているか、また、他のサイトからどのようにリンクされているかという情報を収集して利用している。

より多くのリンクを集めているページやサイトはそれだけ重要度が高いと判断され、また、リンク元のページやサイトが他のサイトからリンクを多く集めているほど、そのリンクには大きな意味や価値があるとみなされる。このようなリンク構造に基づく評価指標を米グーグルGoogle)社では「ページランク」(PageRank)と呼ぶ。

被リンクとリファラ

Web上のどのサイトやページからリンクされているかを被リンク側の管理者が直接知る方法はないが、Webデータ伝送に用いられるHTTP(Hypertext Transfer Language)で定義されている「リファラ」(HTTP Referer)と呼ばれるパラメータにより間接的に知ることができる場合がある。

これはWebブラウザWebサーバにページの取得要求(HTTPリクエスト)を送る際にリンク元のURLを記載するもので、Webサーバログに記録されたリファラ情報を見れば、訪問者がどのページのリンクを経由して自分のページにやってきたかを知ることができる。

ただし、Webブラウザサーバの設定や挙動によってはリファラ情報が正しく記載されない場合もあるため、リファラを参照すれば必ずリンク元が分かるわけではない。

(2019.7.20更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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