エゴサーチ 【egosurfing】 エゴサ / egosearching
概要
エゴサーチ(egosurfing)とは、有名人などがインターネットで自分の名前を検索し、評判などを調べること。「自身」「自我」などを意味する英語の接頭辞 “ego-” に、「検索」を意味する “search” を組み合わせた造語だが、英語では “egosurfing” (エゴサーフィン)の方が一般的とされる 。芸能人や著名人、企業、団体などが、Web検索エンジンやSNSの検索機能を使って自身の名前や製品名、サービス名、店名、商標、作品名、サイト名、その他何らかの自らに関連する単語やフレーズを検索し、それについて言及しているWebページやSNS上の書き込みを見つけて評価などを調べることを意味する。
利害関係のない市井の人々の生の声、世間の評判、率直な意見を知ることができるため、企業のマーケティングなどでは市場調査の一環として重視する場合もある。有名人や芸能人も、周囲の関係者やファンから直接受け取る好意的なメッセージにはない本音の評価を聞くことができる点で有用だが、個人の場合は無数の匿名の悪意に晒されて精神的な不調に陥る危険性もある。
意味の拡大
SNS利用者の中には、意味を誤解あるいは拡大解釈し、自分以外の特定の誰か(好きな芸能人など)について検索することや、ネット利用者が自分の存在やSNS上の発言を検索で発見すること(誰かが自分を検索すること)を指してエゴサーチと言う人もいる。
さらに、ただ単に(特に自分とは関係のない)気になった言葉をSNSや検索エンジンで調べることをエゴサーチという人もいる。こうした用法は本来は誤用であるが、「人物について検索」「SNSで検索」などの意味は一定程度定着している。
(2024.1.16更新)