インフラ構築 【IT infrastructure building】 ITインフラ構築 / システムインフラ構築 / 基盤構築

概要

インフラ構築(IT infrastructure building)とは、特定の情報システムが動作するように、コンピュータネットワーク機器などの調達、設置、配線、ソフトウェアの導入、設定などをい、それらが一体的に稼働する基盤(インフラストラクチャ)を作り上げること。

機材を自前で用意する場合は、コンピュータ周辺機器ネットワーク機器通信ケーブルなどを選定・調達し、所定の場所に設置、配線する。その後、コンピュータを起動してオペレーティングシステムOS)や必要なソフトウェアを導入・設定し、ネットワーク機器などにも設定作業をう。

情報システムの利用する事業者が自らの組織や人員で環境構築する場合と、専門の事業者に委託する場合がある。委託する場合はシステム開発の一環として開発を委託した事業者に任せる場合と、インフラ構築のみを請け負う事業者に委託する場合がある。

近年では、機材やソフトウェア動作環境などをインターネットを通じて遠隔から利用できるクラウドサービスが増えている。そのようなサービスインフラに利用する場合、サーバ側の機材調達・設置に相当する作業は事業者との契約だけで済ませることができ、クライアント側の整備とサーバ側のアプリケーションの導入・設定などが中心となる。

(2020.4.21更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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