iPaaS【Integration Platform as a Service】
iPaaSとは?

企業などの業務システムでは、クラウドサービス上で提供されるSaaS(Software as a Service)型のアプリケーション、オンプレミス環境(社内サーバ)上に構築されたアプリケーションなどが混在し、操作体系が分断されていたり、手作業でデータを移さなければならないなど、組み合わせて利用する際の煩雑さが課題となっていた。
iPaaSはこうした様々なサービスやアプリケーションを連携する仕組みを提供するクラウドサービスである。利用者は自分が普段利用するサービスの機能を繋いでいき、データや処理手順がサービスの垣根を超えて自動的に流れるようにすることができる。
仕組みと類型
内部的には、コンピュータプログラム間で機能やデータを呼び出す手順やデータ形式を定めたAPI(Application Programming Interface)を利用しているため、連携させたいサービスやアプリケーションが利用者向けにAPIを公開している必要がある。
よく利用されるのは「レシピ型」と呼ばれるタイプのサービスで、利用者は呼び出すサービスや機能の順序やデータの流れなどを「レシピ」として定義し、利用者の操作やあらかじめ指定した何らかのきっかけ(トリガー)に応じて起動・実行する。レシピの定義や編集は画面上のビジュアル操作で行うことができるツールもあり、プログラミングなどの知識がなくても作成できる。
他に、ETL(Extract/Transform/Load)型(またはELT型)、EAI(Enterprise Application Integration)型、ESB(Enterprise Service Bus)型などのタイプが知られるが、これらは以前からあるシステムの類型であるため、iPaaSの分類に含めるかどうかは文脈による。