WebMoney
創業時から提供されている代表的な方式が「シートタイプ」や「WebMoneyギフトカード」など番号入力で決済を行う方式で、コンビニなどでカードを購入すると、カードに記載された番号を用いて購入金額に相当する額まで対応サービスで支払いを行うことができる。
利用者登録や特別な機器やソフトウェアなどが不要で、未成年でも利用でき、番号を入力するだけですぐに支払いを実行できるため、オンラインゲームなどの利用料金の支払いや音楽や動画などのコンテンツ販売、ECサイトのオンライン通販の代金決済などで普及した。
近年では、いわゆるキャッシュレス決済サービスの「WebMoneyプリペイドカード」「au PAYプリペイドカード」なども提供している。利用登録を行ってICカードに現金を入金(チャージ)する方式で、同じカードに繰り返しチャージを行って残高の範囲で支払いを行える。マスターカード(Mastercard)と提携してクレジットカードを兼ねており、実店舗の店頭でも対応端末があれば利用できる。
1998年に当時のアスキーサムシンググッドが開始し、翌年にはWebMoney事業を切り出した株式会社ウェブマネーが設立された。国内の電子マネーサービスの草分けで、同業の「BitCash」(ビットキャッシュ)と市場を二分した。同社は親会社の破綻や他社への売却、上場などを経て2011年からはKDDIグループ傘下となり、2020年から現社名となっている。
(2022.6.20更新)