共用サーバ 【shared server】

概要

共用サーバ(shared server)とは、ホスティングサービス(レンタルサーバ)の提供方式の一つで、1台のサーバコンピュータを複数の顧客で共有する方式。

ホスティングサービスではインターネットに接続され常時稼働するサーバを顧客に貸し出すが、1台の物理的なコンピュータに区画分けされた複数の領域や利用者アカウントを作成し、それぞれ別の顧客に貸し出すのが共用サーバ方式である。

各顧客はサーバの記憶容量や権限などを部分的にしか与えられず、導入可能なソフトウェアや用途に制約があるほか、同じサーバの他の利用者が負荷の高い処理をうと影響を受ける場合がある。ただし、すでに運用しているサーバの権限を提供するため申込後すぐに利用でき、料金も安い。

一方、顧客ごとに1台の物理的なコンピュータを丸ごと貸し出すサービスを「専用サーバ」(dedicated server)方式、仮想化技術により物理的なコンピュータは共有するが仮想サーバを1台丸ごと専有できるサービスを「仮想専用サーバ」(VPSVirtual Private Server)方式という。

(2021.11.26更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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