読み方 : にゅうりょくそう
入力層【input layer】
概要
ニューラルネットワークとは
人工ニューラルネットワーク(人工知能の文脈では単にニューラルネットワーク)は、動物の脳の神経回路の構造と働きを模式化したモデルである。刺激に反応する神経細胞(ニューロン)を模したノードを層状に配置した構造で、入力層、1層以上の隠れ層(中間層)、出力層で構成される。
各ノードは固有のパラメータに基いて比較的単純な計算を行う能力を持ち、上位層の各ノードの計算結果を入力として所定の計算を行う。計算結果は下位層の各ノードへそれぞれ固有の重み付けを行った上で出力される。最上位の入力層は外部からデータを受け取り、最下位の出力層は外部へデータを出力する。
入力層の役割
入力層はニューラルネットワークの最上位の層で、外部からの入力データを受け取るノードが並んでいる。各ノードは外部から値を受け取ると、重み付けに従って増減させた結果を一層下の中間層のノード群へ伝達する。重みは学習が進むに連れて変化していく。
入力層のノードは入力変数に対応しており、モデルで規定された変数の数だけノードが用意される。例えば、8×8ピクセルの画像を入力するモデルならば、64個のノードが各ピクセルの色情報を受け取る。中古車の買い取り価格を予測するモデルならば、車種、年式、色といった項目(変数)に対応するノードが用意される。
(2025.11.17更新)
