例外型 【exception class】 例外クラス

概要

例外型(exception class)とは、プログラミング言語に用意された特殊なデータ型あるいはクラスの一つで、実行時に発生した例外についての情報を格納するもの。JavaJavaScriptPythonなどに用意されている。

try-catch文などで実行時例外を処理することができる言語では、catch節の引数として例外型の変数を指定する。これをcatch節で実行する文やブロックの中で参照することができ、発生した例外の種類を調べて例外処理に反映させたり、画面やログ例外の詳細を出力することができる。

参照できる情報は言語によって異なるが、エラーメッセージや例外が生じたオブジェクトなどの名前、スタックトレースなどが含まれることがある。throw文などの引数に指定することで、より上位のコードブロックの例外処理コードに処理を依頼することもできる。これを「例外を投げる」と表現する。

例外型はJavaではjava.lang.ExceptionクラスJavaScriptではExceptionオブジェクトPythonではExceptionC#ではSystem.ExceptionクラスC++言語では標準ライブラリstd::exceptionクラスとして用意されている。

(2024.2.20更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる