読み方 : ピコびょう
ピコ秒【ps】psec/picosecond
概要
ピコ秒とは、時間の単位の一つで、1秒の1兆分の1(10-12秒)を表すもの。ナノ秒の1000分の1、フェムト秒の1000倍で、1兆ピコ秒が1秒に相当する。

秒に1兆分の1を表すSI接頭辞「ピコ」(pico-)を合わせた単位で、略号として秒を表す「s」「sec」に “pico” を略した「p」(小文字ピー)を組み合わせた「ps」「psec」を用いることが多い。国際的な文字コード標準のUnicodeには「ps」を一文字に繋げた「㎰」(U+33B0)という記号文字が用意されている。
IT分野では、半導体回路の動作速度や信号伝搬の遅延時間、クロック信号のジッタなどを評価する際にピコ秒が用いられることがある。周波数1THz(テラヘルツ)の1周期の長さが1ピコ秒で、現在実用化されている最も高速な通信規格(USB4など)の信号周波数が10GHz程度、最も高速なCPUのクロック周波数が5GHz程度であるため、1周期の長さがそれぞれ100ピコ秒程度、200ピコ秒程度となる。
1ピコ秒は光ですら約0.3mm(真空中)しか進むことのできない極めて短い時間単位であり、主に先端的な科学技術研究などで用いられる単位である。ピコ秒単位の極めて短いパルス幅を持つ「ピコ秒レーザー」が実用化されており、金属加工や美容にも応用されている。