ダミーテキスト 【dummy text】
概要
ダミーテキスト(dummy text)とは、印刷物やWebページなどのデザインで、見出しや文章のレイアウトを決めるため、文字が入る予定の位置にとりあえず埋め草で書き込まれる無意味な文字列のこと。デザインされたページを作成する場合、見出しや文章などのテキスト(文字)部分と、掲載される図表や画像、それらの配置や装飾、配色などのデザインなどを別の担当者が並行して行う場合がある。
デザイン担当者は掲載される文字や画像などがまだ存在しない状態で作業を行わなければならないため、それらが入る予定の位置にとりあえず無意味な内容を置いておき、後で本物の素材に差し替える。そのような埋め草のことを「ダミー」(dummy)あるいは「フィラー」(filler)「プレースホルダ」(placeholder)と呼び、文字列のことはダミーテキスト、画像のことはダミー画像などという。
ダミーテキストとして英語圏では慣習的に “Lorem Ipsum” (ロレム・イプサム)から始まるフレーズが用いられることが多い。日本では特徴的な慣例は特にないが、未定であることが一目見て伝わるよう無内容な文字の並びにすることが求められ、「ああああ…」「■■■■…」など同じ文字や記号の連続とする例が多く見られる。
(2020.8.29更新)