アプライアンスサーバ 【appliance server】 単機能サーバ
概要
アプライアンスサーバ(appliance server)とは、特定の機能や用途に特化したサーバ製品。汎用のコンピュータやソフトウェアを組み合わせて特定用途向けの環境を構築したものと、専用に開発・製造された機器を用いる場合がある。汎用のサーバコンピュータに利用者側でソフトウェアを導入して環境を構築する場合に比べ、特化した用途に関しては価格性能比に優れ、導入や管理が容易という特徴がある。反面、他の用途への転用や兼用は難しいか不可能で、設定などの融通が効きにくい場合もある。
用途に応じて様々な種類があり、ストレージサーバ(NAS/ファイルサーバ)、Webサーバ、電子メールサーバ、DNSサーバ、プロキシサーバ、認証サーバ、ロードバランサ、ファイアウォール専用機などがよく知られる。特定の環境向けに複数のサーバ機能をパッケージした製品をアプライアンスサーバとして販売している場合もある。
主に専任の管理者や管理部門を置けない組織や環境で利用されるITシステムで用いられることが多く、設置・導入とトラブル時の対応を請け負う販売業者を通じて導入される場合が多い。
(2020.2.3更新)