読み方 : アイクラウド

iCloud

概要

iCloudとは、米アップル(Apple)社の個人向けクラウドサービス。同社の管理するインターネット上のサーバで契約者の情報の保管や共有などを行うもので、オンラインストレージや遠隔データ転送・同期などの機能を利用できる。無料の「iCloud」と有料の「iCloud+」がある。
iCloudのイメージ画像

同社のiOS端末(iPhone/iPad/iPod touch)やパソコン(macOS/Windows)で利用できるサービスで、専用のソフトウェアを組み込んでApple ID登録などの手続きを行うと、同社のサーバ上のデータ保管領域を利用できるようになる。同じApple IDでログインしている端末間でデータを同期することができる。

iCloudはいくつかの機能の組み合わせで構成される。「iCloudバックアップ」は端末の設定、アプリデータ、写真などを丸ごとクラウドに保存し、機種変更や端末の初期化後に復元できる。「iCloud Drive」はファイルを保存・管理できるオンラインストレージで、対応アプリからシームレスにアクセスできる。

写真管理には「iCloud写真」が使われ、撮影した写真・動画を全デバイスで自動共有する。なお、以前提供されていた「フォトストリーム」はiCloud写真に統合される形で2023年に終了した。また、「iCloudキーチェーン」はパスワードやクレジットカード番号を暗号化して保管・自動入力する機能だったが、iOS 18/macOS Sequoia以降では独立した「パスワード」アプリとして分離された。

無料で使える「iCloud」はストレージ容量は5GBで、拡張する場合は「iCloud+」として月額課金のサブスクリプション制となる。2026年3月の日本国内での料金は、50GBが月150円、200GBが月450円、2TBが月1,500円、6TBが月4,500円、12TBが月9,000円である。iCloud+では広告トラッキングを防ぐ「プライベートリレー」や、任意のメールアドレスを隠す「メールを非公開」などプライバシー機能も付加される。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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