フラットデザイン 【flat design】
概要
フラットデザイン(flat design)とは、Webページやソフトウェアの操作画面などのデザインスタイルの一つで、現実世界を模した立体的な表現(スキューモーフィズム)を極力排したシンプルで平面的、図形的なデザインのこと。従来の画面デザインで多く取り入れられてきた、陰影や凹凸、光沢といった立体感を生じさせる効果や、現実の物体の質感、実在の器具などに似せた操作要素の形状などをなるべく使わないようにする。
代わりに、単純な幾何学的な図形の組み合わせや、ベタ塗り、単色の直線や枠線、象徴や装飾としての文字(タイポグラフィ)、カラフルな色分けなどを駆使して画面や表示要素を構成していく。
2010年代初頭からWebサービスのユーザーインターフェースなどを中心に広まったデザイン様式で、2013年に米アップル(Apple)社のiOS(バージョン7)が操作画面をフラットデザインベースのものに全面的に刷新したことで認知が進んだ。
(2020.4.17更新)